面接での質問内容
転職活動においては、もちろん転職だけに限らず就職活動でもそうですが、面接での質問に対する答え方が合否の大きな鍵を握っています。
面接での質問内容として必ず聞かれるものに、「どうしてうちの会社を選びましたか」という質問がありますが、これは応募者の会社に対する関心度を探ると同時に、その会社に転職することによって何を求めているのかということなど、企業側が把握しようとする意図によるものです。
企業の立場としては、仕事に対して前向きな姿勢で真剣に取り組むことができ、かつできるだけ長く働ける人を望んでいるため、企業のためというよりは、個人的に収入をアップさせたいとか、その会社の知名度や安定性などを理由に挙げるのは、あまり企業には好まれませんのでやめておいた方がいいと思います。
以前の職場とは全く異なる仕事に転職を希望した場合は、面接で「なぜこの仕事を選んだのですか」という質問をよく受けますが、これは面接担当者が、未経験分野にどれだけの知識を持ち、また仕事に対してどれほどの意欲と情熱を持っているかということをみるために行なわれます。
応募者の新しい職種に対する適性と共に、仕事に対する理解度と関心度の把握のために行なわれます。
前の会社を辞めてまで新しい仕事に就こうとするためには、それなりの覚悟と決意が必要であり、全く経験の無い分野で働くということはそれだけハンディを背負っているわけですから、企業としても本人のやる気と熱意を最も重要視するわけです。
また、「なぜ転職したいと思うようになったのですか」という質問もよく聞かれますが、この質問に対しては、現在の職場に対する不満などマイナス要素的な理由を挙げずに、前向きで肯定的な理由を述べたほうがいいです。
なぜなら、例えば今の会社では給料が安いため、もうちょっと収入のアップを図りたいなどとつい本音で答えてしまうと、採用が決まってもまたいつか同じ理由で辞められることになると、企業側で判断をしてしまうからです。
たとえ本音はそうであったとしても、そのような理由は企業としてはプラスにならないので絶対に避けるべきです。
「当社でどんな仕事がしてみたいですか」という質問を受けたら、それは面接担当者が、応募者が考えている仕事内容と実際の仕事にギャップが無いかを確認し判断するためのものですが、ここでも仕事に対する意欲を見られますので、間違っても「特にありません。」とか「どんな仕事でもかまいません。」などというような答え方はしてはいけません。
転職活動の際、面接での質問に対して大事なことは、どのような質問であっても積極的かつ意欲的な態度で答えることです。
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